MRI・CT検査
MRI・CT検査
MRIとは磁気共鳴画像(Magnetic Resonance Imaging)の略となります。磁力を使って体の断面像を得る検査です。撮影にエックス線を用いませんので放射線被曝はありません。
MRIは脳や柔らかい組織の検査に適しており、骨や空気の影響を受けにくく、レントゲンやCTでは良く見えない骨の中も見ることが可能です。
また、造影剤を使用せずに、脳の血管の様子も分かります。
全身のさまざまな疾患発見に役立ちますが、脳や脊髄、血管、関節や軟部組織などに関しては特に高い検査能力を有しています。
撮像中のスキャニング音を遮音性の高いヘッドフォンが遮断するため、リラックスしながら検査をすることが可能です。
撮影時のリスク管理として、安全な呼吸状態を観察するパルスオキシメータを導入しております。
MRI(脳断層撮影)やMRA(脳血管撮影)の画像診断結果については、検査終了後、画像をご覧いただきながらご説明いたします。
当院ではMRI機器として、キヤノンメディカルシステムズ株式会社製1.5T(テスラ=磁力線の強さの単位で磁束密度を表します)VantageElanを導入、精密で迅速な画像診断で、脳卒中や脳腫瘍など脳の疾患の早期発見をサポートしています。
脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、くも膜下出血、水頭症、認知症など
脳萎縮の状態、血管の狭窄・閉塞・未破裂動脈瘤の有無を調べます。
※閉所恐怖症の方、刺青のある方はご相談ください。
CTは放射線を用いて体内の断層写真を撮影します。
頭蓋内における外傷性出血や骨折の診断ではMRIより優れた検査結果を得ることができます。また、検査時間が2~3分ほどと短時間な上、長い時間の安静がやや困難なお子様にも受けていただける検査です。
脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの脳卒中に加え、脳腫瘍、脳萎縮、水頭症などを早期に発見することができます。
人の耳では聞こえないほどの高い周波数の音を超音波といいます。
エコー(超音波)検査とは、超音波を用いて体内病変を調べる検査です。超音波を体外から送信し臓器や組織から跳ね返ってくる反射波を映像化します。
超音波が伝わりやすいように、体の表面に検査用のゼリーを塗り、超音波の出る器械(プローブ)をあてて検査を行います。
頚動脈は頭に血液を送る大切な血管です。
体の表面に近く観察がしやすいので、動脈硬化の診断に用いられます。
頚動脈の動脈硬化を調べることは、脳の病気だけでなく、心臓の病気(狭心症、心筋梗塞など)の危険を推測するのに役立ちます。
*頸動脈肥厚が0.1mm増加すると心筋梗塞リスクは11%増加します。
*頸動脈肥厚が0.1mm増加すると脳卒中リスクは18%増加します。
また、非侵襲的検査であり妊娠中の方など、どんな方でも安全に検査が行えます。